患者中心の看護を実践するために
人間の尊厳性や、患者中心の看護とはどういうものなのでしょう。
かつて不治の病と言われた数々の病気は医学の進歩によって制圧されました。
しかし、医学にも限界があります。
やがて近づいてくる死に対し、医師は自分の無能を嘆くかも知れません。
しかし、患者はそうした医師の努力に感謝こそすれ、恨む筋はないのです。
死はその医師を通じてやって来るのではなく、その人個人にやって来るからです。
治癒するのも死するのも、その人なのであり、医療に携わるものはそれを援助するにすぎないのです。
このことを徹底して知るとき、患者中心の医療、患者中心の看護が成立するのです。
患者を鼓舞激励し、信頼することからそれは始まります。
患者を容認し、肯定し励ますのです。